〼研のゴミ箱

マッスル研究会の構成員が自分が考えてることを表明します。

HOME RUN SONG♪ ズルすぎ

いや、別にHOME RUN SONG♪に限った話じゃないけど。歌詞作りがズルすぎる。

6th福岡公演2日目にHOME RUN SONG♪が披露された。私は永吉昴担当として現地参戦していたが、別に「確定で披露される一曲」レベルで捉えていて、何も思っていなかった。イントロの「かっとーばせーすーばーるー」も言わなかった。
だけど、HOME RUN SONG♪のイントロが流れて、歌い出した途端、涙が溢れて、前が見えなくなってしまった。かろうじて歌は聞こえるけど、何も見えない。正直記憶も曖昧で、ほとんど覚えていない。

ところで、話は変わるが、ミリオンライブ(というかアイマス)楽曲を考える上での重要事項がある。それは、

楽曲はPドルで解釈してはならない

という大前提である。
当たり前の話だが、アイドルが歌う歌はアイドルが歌う歌である(は?)
どこの世界に「秋元康さんラブ!」とか「つんく♂さんありがとう!」と歌うアイドルがいるか。いるわけないだろう。そもそも、アイドルが自身の境遇を歌っている事も稀である。
歌が先にあり、アイドルがそれに自身を重ねて再解釈することは往々にしてあるが、アイドルの境遇から歌が作られることはほぼないだろう。
しかし、ミリオンライブの曲は過去の記事でも言及した通り、キャラソン的な要素を持っている。これは仕方がないことで、現実のアイドルでない以上、アイドルをイメージして曲が作られることは自然である。
したがってミリオンライブの曲を解釈する時に有用な手法は、「このアイドルってこういうところあるよねって部分を取り出してそれに肉付けしたもの」として理解することである。
もちろんこれだけで全てが上手くいくわけではないが、比較的多数の歌詞はこれで落ち着いた結論が得られるはずである。
話が脱線してしまった。

さて、ではHOME RUN SONG♪に話を戻す。
HOME RUN SONG♪の歌詞はどう読んでも「ファンの声援に感謝!」がテーマである。
今までのエピソードやコミュの類を振り返ってみよう。
昴はいつも、自分のかわいさに悩んでいる。ガサツで口調も乱暴な自分が本当にかわいいアイドルなのか?そんな中いつもプロデューサーに背中を押してもらってきたのだが、それだけではない。ファンたちが「かわいい」と応援してくれることこそが、何より彼女がアイドル活動を続け、そしてアイドルとして輝く原動力になってきた。(なんか初期の頃は女性ファンが多いみたいな真路線狙いのキャラ付けをするみたいな節もあったけど気付いたら廃れてた)
そういったことも踏まえれば、この歌はやはりファンに向けた歌として解釈するのがごく自然である。

が、しかし!!!!!!!!この歌の歌詞はズルい。ファンの部分を全てプロデューサーに置き換えて解釈しても、ほぼほぼ文意が通るのである!!!!!!!!(「誰かのこと笑顔にしたい」など文意が通りづらい箇所もあるが、ここはファンのままと解釈すれば自然に理解できる)
まあ多分、多分というより絶対わざとそう作ったんだろうなぁという感じだ。

福岡公演では、イントロが聞こえた際、つい、自分の中では邪道であるはずのこのPドル解釈が頭を駆け巡ってしまった(もちろん、このPドルは恋愛感情ではなく感謝の気持ちというごく当然発生するものであるから問題はないのだが、やはりアイドルの歌としては不適、言うなればキャラソン解釈だろう)。その結果として、これまで昴と過ごしてきた数年間の思い出がフラッシュバックしてしまい、感情がおかしくなってしまった。歌詞もそういう感じのこれまでの日々に感謝!って感じだったからね。

100の面白さがある買い切りゲームを買うのもいいだろう。
でも、1の面白さしかないソシャゲだったとしても、好きなアイドルとの1な日々を数年間送ったらその楽しみは1000を超えているのかもしれない。

なにが言いたいかっていうと、ミリオンライブ最高!!!!


同志